原油安が進む中、エネルギー産業の「ニューリッチ」として、シェールオイル・ガスは最も重大な衝撃を受けている。
石油大富豪、ロス・ペロー氏の息子、ロス・ペロー・ジュニア氏は21日にダボス会議で、メディアのインタビューに応じ、「米国シェールガス産業の3分の1は原油安で崩壊する。米国シェールガス産業の盛況は長続きしない。現在はバブル崩壊の時に来ている。国際原油価格は1バレル40ドルを割り込み、米国シェールガス産業の20%-30%は閉鎖に追い込まれる。テキサス州では世界を驚かせるペースで、シェール井の閉鎖が行われる」と予想した。
先日、シェールガス産業に高い投資を行うBHPビリトンは「本財政年度以前に米国で持つシェールオイル井の40%を閉鎖する」と発表した。
原油安を背景に、こうした反応を出したのはBHPビリトンだけではない。米国WBH Energyは破産法適用を申請した。テキサス州のオースティンにあるこの民間会社は支援を得られないことで、米国本土初のシェールオイル会社破産例となった。
アナリストによると、国際原油安は続き、いま、原油供給削減の情報はない。それは石油会社の債務がかさみ、なかなか減産できない現状を反映している。集計では、エクソンモービルやシェブロンを含まない場合、現状の負債は2010年から55%増え、2000億ドルに達した。
(翻訳 李継東)
米国 シェールガスの3分の1、原油安で崩壊 – Infoseek ニュース
http://news.infoseek.co.jp/article/xinhuaxia_59398