(ニュース記事)ISに日本人協力者か シリアから「消えた」外国人戦闘員3万人

【スクープ最前線】ISに日本人協力者か シリアから「消えた」外国人戦闘員3万人 (1/3ページ) – 政治・社会 – ZAKZAK
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 トルコ軍によるロシア軍機撃墜を受け、過激派組織「イスラム国」(IS)掃討作戦の雲行きが怪しくなってきた。フランスのオランド大統領と、ロシアのプーチン大統領は26日会談、IS殲滅に向けた国際的結束を再確認する。こうしたなか、IS戦闘員らによる新たなテロも懸念されている。日本では、ISとイスラム諸国を混同させ、ISに加担するような主張まで噴出している。ジャーナリストの加賀孝英氏が緊急リポートした。

 「これは戦争だ。ISは『次のターゲットは米国のホワイトハウスだ』と宣言している。日本も危ない。イスラム教とかけ離れた、危険思想に洗脳されたテロリストに理屈は通らない」

 旧知の米軍関係者は、こう警告した。

 パリ同時多発テロを受け、米仏露などは現在、ISの拠点を大規模爆撃し、テロリストも資金源も殲滅する「共同軍事作戦」を展開している。ロシア軍機撃墜の余波はあるが、地上軍投入の検討にも入った。

 だが、驚かないでいただきたい、こうした動きの裏で大変なことが起きている。以下、複数の欧米情報当局関係者から得た情報だ。

 「米下院国土安全保障委員会の発表によると、この5年間でISに加わった外国人戦闘員は100カ国以上、計3万人超だ。実は『彼らが今年初めから、シリアから蜘蛛の子を散らすように消えた』という情報がある。目的は、母国や世界各地に散って拠点を作り、テロを決行することだ」 「国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)が最近、『今年、中東やアフリカから難民として欧州に渡った人間は80万人超』と発表した。しかし、ある情報機関は『難民を装った生活苦の偽装難民が多い。実は、IS関係者も1%程度入り込んでいる』と分析した。ISは欧州を血の海にするつもりだ」

 テロリストの脅威が全世界に散っている。米国務省は23日、世界各地で「テロの脅威が高まっている」として、米国民に、全世界を対象に来年2月24日まで渡航注意を勧告した。

 さらに、驚愕情報がある。日本に関するものだ。

 「今年1月、ジャーナリストの後藤健二氏ら、日本人2人がISに殺害された。そのとき、以下のような情報があった。『ISにアジア人戦闘員が数百人いる。その中に日本人がいた。数人だが、その後(の動向)は不明』というものだ」

 この情報が本当なら、日本の治安にかかわる深刻な事態だ。

 防衛省関係者がいう。

 「米国防総省(ペンタゴン)は今年2月、『IS壊滅までには3~5年はかかる』との見解を発表した。米仏露主導で殲滅作戦を展開しても、簡単には終わらない。その間、IS戦闘員やそのシンパが、日本や他国で無差別テロを起こす可能性は否定できない」

 EUは来年1月、欧州警察機関(ユーロポール)内に「欧州テロ対策センター」を設置し、一歩進んだ「欧州情報局」創設も検討する。米国も23日、国務省でIS掃討を目指す「有志国連合」65カ国の会合を開き、結束強化で一致した。

 日本も、来年5月の伊勢志摩サミットを見据えて、対外情報収集を一元的に行う組織「国際テロ情報収集ユニット」(=外務省と警察庁、防衛省、内閣情報調査室の精鋭で構成)を、来月上旬に前倒しで発足させる。

 全世界が秩序と正義を死守するために立ち上がった。テロリストには断固屈しない。それが全世界の揺るぎない決意だ。

 だが、その決意を分断するISの卑劣な情報工作に、まるで協力するような動きがあるのはどうしたことか。

 以下の情報は要警戒だ。

 「日本の一部メディアや識者が『IS掃討作戦を支持するな。日本が中東で構築してきた信頼を失墜させる』と主張している。ISの分断工作に加担しているようなものだ。ISとイスラム諸国は違う。ISはイスラム諸国を含めた全世界の敵だ」

 ISが伊勢志摩サミットをはじめ、日本開催のラグビー・ワールドカップ2019、20年東京五輪を狙っている、という情報がある。警備・公安当局は「監視対象にある外国人」や「ISに内通した日本人協力者」を、再度洗い直すほか、情報収集を徹底的に行う必要がある。(加賀孝英)

(一定期間経過後に消えてしまうようなニュース記事を掲載しています。)

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