12年間で銃によって殺されたアメリカ人の数はエイズ・戦争・違法薬物の合計死亡者数よりも多い – GIGAZINE
http://gigazine.net/news/20160613-gun-kill-many-american/
2016年6月12日未明、フロリダ州オーランドにあるナイトクラブで男が銃を乱射し、50人が死亡するという事件が発生しました。6月10日の夜には、同じくオーランドのコンサート会場で歌手のクリスティーナ・グリミーさんが男に射殺されるという事件も起きています。このように、アメリカの一般市民が銃の犠牲になる報道をよく耳にしますが、2001年から2013年にかけての12年間のデータで、銃によって殺されたアメリカ人の数は、エイズ・違法薬物の過剰摂取・イラクやアフガニスタンでの戦争による死者を合わせたものよりも多いことが指摘されています。
これはニュースサイトのVoxが、アメリカの道路安全保険協会や疾病管理予防センター、アフガニスタン紛争・イラク戦争の情報をまとめているiCasualties.orgなどのデータをもとに作ったもので、データの集計期間は2001年から2013年なので、昨日加わった50人の犠牲者の数字は含まれていません。
まず、「銃の犠牲者」は、射殺された人・銃で自殺した人・整備中の事故で亡くなった人など、「銃にまつわる犠牲者」をすべて含めています。その数は年を追うごとに微増していて、2013年の犠牲者数は約3万3000人。12年間でおよそ35万人前後が亡くなっています。
(一定期間経過後に消えてしまうようなニュース記事を掲載しています。)