【ソウル=豊浦潤一】28日午前0時半頃、韓国南西部・全羅南道長城郡の療養病院で火災が発生し、入院患者20人と看護師1人が死亡、6人が負傷した。
死傷者の多くが70歳以上のお年寄りだった。警察は80歳代の認知症の男性入院患者を放火の疑いで調べている。
地元消防などによると、病院には認知症や脳卒中などを患った高齢者ら324人が入院していた。本館と別館に分かれており、火は倉庫として使っていた別館2階の一室から出た。2階には当時、患者34人と当直の看護師1人がいたが、多くの患者らが煙を吸い込んだらしい。
韓国では304人が死亡、行方不明となる旅客船セウォル号の沈没事故が4月16日に発生して以降、「安全な国造り」が重要課題となっている。しかし、5月2日にソウルの地下鉄で追突事故があり約240人が負傷、26日には京畿道高陽市のバス総合ターミナルで火災があり8人が死亡、58人が負傷するなど大規模な事故や火災が相次いでいる。
韓国病院火災、21人死亡…認知症患者が放火? : 国際 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)
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