(ニュース記事)アノニマスのハッカー集団がDDoS攻撃「イカルス作戦」を実行して世界中の銀行(ロスチャイルド家)をダウンさせていることが判明

アノニマスのハッカー集団がDDoS攻撃「イカルス作戦」を実行して世界中の銀行をダウンさせていることが判明、今後の標的リストも明らかに – GIGAZINE
http://gigazine.net/news/20160517-anonymous-hacked-bank/

「アノニマス」の名前で知られるハッカー集団が、アメリカの連邦準備銀行やイギリスのイングランド銀行、フランスのフランス銀行など、世界各地の20以上の中央銀行に対してDoS攻撃を実施し、サーバーなどをダウンさせていたことが明らかになっています。

アノニマスによるネットワーク攻撃は2016年5月10日前後に開始されたものと見られます。この一連の攻撃は「@OpIcarus (オプ・イカルス:イカルス作戦)」と呼ばれるもので、まずターゲットにされたのがギリシャ中央銀行で、その直後にキプロスの中央銀行がDDoS攻撃を受けたとのこと。さらにその週末にはドミニカ共和国やドイツ、モルディブなどの中央銀行や、ガーンジーの金融サービス委員会などが攻撃を受けています。攻撃に際してOpIcarusはTwitterで声明を発表していたようですが、おそらくTwitterの措置によってアカウントはオフライン状態にされているとのことです。

攻撃は世界的に伝播しているようで、別のハッカーによる攻撃がボスニア・ヘルツェゴビナやメキシコ、ジョーダン、韓国などの中央銀行に対しても実施されています。攻撃に参加したとみられる「Ghost Squad Hackers」や「s1ege」のTwitterアカウントでは、スコットランドや韓国の中央銀行が実際にダウンしている証拠を示す画像がツイートされています。

また、「s1ege」はアメリカのボストン連邦準備銀行がダウンしている様子をツイートしています。

このように世界中で大規模なネットワーク攻撃が行われているとみられるわけですが、アノニマスはその理由について「腐敗した世界的な銀行カルテルへの蜂起」と位置づけています。世界人口の1%というごく一部の富裕層に富が集中し、そのおかげで残りの人々が犠牲を強いられているという状況に銀行を中心とする金融機関が加担しているとして、反対行動としてのDDoS攻撃が実施されているとみられています。

攻撃に際してアノニマスは、以下のように目的を表明しており、「99%」に属するごく普通の人々が送っている日々の生活に影響を与えることは目的としていないと表明しています。

明確にしておきたいのは、イカルス作戦が標的としているのはロスチャイルド家やBIS(国際決済銀行)に関連する銀行である。事実、これまで我々がターゲットにしてきたのは、ガーンジーやキプロス、パナマ、ジョーダン、英領ヴァージン諸島など、エリート向けのタックス・ヘイブン上位10に属するものばかりである。一般消費者のオンライン口座は影響を受けず、ATMが停止したり、顧客データが流出されるようなことはない。この作戦は、中央銀行と「1%」に対する抗議行動であり、罪のない、または貧しい人々が傷つけられることはない。

(一定期間経過後に消えてしまうようなニュース記事を掲載しています。)

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