ロシア 択捉島と国後島に新たに軍事施設 NHKニュース
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20151202/k10010327151000.html
ロシアのショイグ国防相は、北方領土の択捉島と国後島に、新たにおよそ400の軍事関連施設を建設していることを明らかにし、北方領土の返還を求める日本をけん制するねらいもあるとみられます。
ロシア国防省は、軍の近代化を進めるためとして再来年までの計画で、極東地域で新たな軍事施設の建設を進めています。
これについてロシアのショイグ国防相は、1日、モスクワで軍の幹部を集めた会議を開き、北方領土の択捉島と国後島の名前を具体的に挙げて、建設の進捗(しんちょく)状況を説明しました。このなかでショイグ国防相は「2つの島で合わせて392の軍事施設と関連施設を建設している。最新の建設技術が導入され早期に完成するはずだ」と述べ、北方領土での建設計画は順調に進んでいると強調しました。そのうえで、冬の間も建設作業を進め、できるだけ早く完成させるよう指示しました。
ロシアの国防相が、北方領土の島の名前を具体的に挙げて軍事関連の建設計画を説明するのは異例のことで、北方領土をロシアの国防上、重視している姿勢を示し、北方領土の返還を求める日本をけん制するねらいもあるとみられます。
(一定期間経過後に消えてしまうようなニュース記事を掲載しています。)