(ニュース記事)北の潜水艦50隻が作戦行動 朝鮮戦争以降では初めての事態 朴大統領は「謝罪」要求

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 北朝鮮と韓国による軍事境界線を挟んだ砲撃戦を受け、22日夕から板門店(パンムンジョム)で始まった南北高官会談は23日未明に中断した後、同日午後3時半に再開されたが難航しており、徹夜した24日午前の時点でも続いているようだ。こうしたなか、北朝鮮の潜水艦艇50隻前後が基地を離れて作戦行動に入るなど、朝鮮半島で軍事的緊張状態が高まっている。

 「(北朝鮮による)謝罪と再発防止(措置)が必要だ。これらがなければ拡声器を使った放送を続ける」

 韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領は24日午前、大統領府の会議でこう語り、南北会談で譲歩しない姿勢を強調した。

 会談では、金正恩(キム・ジョンウン)第1書記率いる北朝鮮が韓国軍の拡声器による宣伝放送の即時中止を求める一方、韓国は4日に韓国領で起きた地雷爆発の責任が北朝鮮にあることを認め謝罪することが先だと主張しているもようだ。

 こうしたなか、韓国国防省関係者は23日、軍事境界線に近い地域で北朝鮮の朝鮮人民軍の砲兵戦力が、21日の2倍程度に増え、いつでも砲撃が可能な状態で陣地に配置されたと述べた。牽引式の76・2ミリ直射砲が配置されたとの報道もある。同直射砲は、2010年11月の延坪島(ヨンピョンド)砲撃事件でも使用されたとみられている。

 また、北朝鮮が保有する潜水艦艇の約7割に当たる50隻前後が基地を離れて作戦行動を行っており、これは通常の10倍の規模になるという。これほど北朝鮮潜水艦の基地離脱率が高まったのは朝鮮戦争(1950年~53年)以降で初めて。

 所在が分からない潜水艦艇が多いといい、韓国軍はP3C対潜哨戒機を動員して哨戒活動を強化しているもようだ。

 聯合ニュースは同日、韓国軍関係者の「北の潜水艦が韓国の水上艦を攻撃するか、商船を攻撃するかは誰も分からない」「北の潜水艦が識別されないということは、挑発の原点が見えなくなるのと同じだ。軍は深刻な状況だと判断している」といった発言を配信した。

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