(ニュース記事)日韓通貨スワップ終了・・・はじまりは「日本が韓国に援助を提供する内容だった」=中国報道

日韓通貨スワップ終了・・・はじまりは「日本が韓国に援助を提供する内容だった」=中国報道 (サーチナ) – Yahoo!ニュース
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150221-00000016-scn-cn

 日本と韓国の両政府はこのほど、14年間にわたって続いてきた「日韓通貨スワップ協定」を23日で終了すると決定した。

 財務省によれば、「外貨準備を使って短期的な外貨資金の融通を行う二国間の通貨スワップ取極のネットワークであるチェンマイ・イニシアティブ(CMI)」に基づいて、日本が韓国に上限20億ドルの「一方向スワップ取極」を財務省と韓国銀行間で締結したのは2001年のことだった。

 同協定は「一方向」のスワップ協定であり、有事の際には日本が韓国にドルを提供する内容だった。

 23日で終了する「日韓通貨スワップ協定」の最初の取り決めとなった「一方向」のスワップ協定について、中国メディアの同花順は、アジア通貨危機後に結ばれた同協定は「実質的には韓国が外貨不足に陥った場合は日本が韓国に援助を提供するという内容だった」と指摘している。

 また、日本銀行と韓国銀行は05年に上限30億ドル相当のスワップ協定を締結したほか、財務省と韓国銀行間は06年に従来の「一方向」から「双方向」のスワップ協定に変更したうえで、規模も上限100億ドル相当まで拡大した。また、環球時報によれば2011年に韓国の通貨ウォンが暴落したことで、日韓は協定の上限を一時的に700億ドル(当時約5兆4000億円)まで拡大した。

 日本銀行と韓国銀行間で締結していた上限30億ドル相当のスワップ協定は13年7月に終了したが、中国メディアの経済日報は13年7月4日付で「日韓双方は延長の必要がないと発表したが、終了の背景には日韓関係の変化がある」、「30億ドル規模のスワップ協定は韓国にとってさほど意味のない内容」と報じた。

 01年に財務省と韓国銀行間でCMIに基づいて締結されたスワップ協定が23日で終了することに対し、中国では「李明博(イ・ミョンバク)大統領による竹島(中国名:独島)上陸で日韓関係が悪化したため」、「慰安婦問題で関係が冷え込んだため」などといった推測もある。

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