(ニュース記事)韓国の客船沈没事故で、適正量の“3.6倍”の貨物が…沈没原因は過積載か

韓国の客船沈没事故で、船には適正量を大きく上回る貨物が積まれていたことが明らかになりました。船が傾いた場合の復原力が維持されるためには、船には987tまでしか貨物を積むことが出来ませんが、事故当時、船にはその約3.6倍の貨物が積まれていたということです。

 23日午前、捜査当局が海運会社など関係先十数カ所に一斉捜索に入りました。捜査の大きなポイントは船の過積載です。韓国の国会議員がセウォル号の検査を行った団体から入手した資料によりますと、船が傾いた時にもとに戻る力である復原力を維持するためには、貨物を987tまでしか積載出来ないことが去年1月の検査で明らかになっていました。しかし、事故当時、船には3600t余りの貨物があり、適性な積載量の3.6倍も多く積まれていたことになります。また、韓国・東亜日報は、海運会社が書類上は貨物を固定する正式な業者と契約していることを装い、実際は経費削減のため別の業者を使っていたと報じています。さらに、船の貨物を実際に固定した作業員が、「通常、車両を固定するためには4つのタイヤすべてを固定するが、2つしか行わず、コンテナもチェーンではなくロープで結んだ」と話していると報じています。合同捜査本部は、こういった過積載が沈没の原因の一つになっているとみて捜査を進めています。

適正量の“3.6倍”の貨物が…沈没原因は過積載か
http://news.tv-asahi.co.jp/news_international/articles/000025601.html

同じカテゴリーにこんな記事もあります。