(ニュース記事)中国艦が房総沖で“示威行動” 「日米豪 南シナ海で共同訓練」に反発か

中国艦が房総沖で“示威行動” 「日米豪 南シナ海で共同訓練」に反発か – 政治・社会 – ZAKZAK

 海上自衛隊と米海軍が来年2月、南シナ海で共同訓練を実施する方針を固め、オーストラリア海軍も参加を検討している。同海の岩礁を勝手に埋め立てて軍事基地化している中国を牽制(けんせい)する狙いだ。これに反発したのか、中国海軍艦艇が、千葉県の房総半島南東沖に位置する接続水域の外側を反復航行した。

 「日米豪の共同訓練は中国への最も強い牽制になる。『法の支配』の順守を促すメッセージにもなる」

 政府関係者は、こう強調した。

 日米豪3カ国は、来年2月にインドが開く国際観艦式へ艦船を派遣する。これに合わせ、世界屈指のシーレーンである南シナ海で共同訓練を行うことで調整している。海自の護衛艦1隻が参加。米豪の艦船と、戦術運動訓練や通信訓練、乗組員の艦船乗り換えなどの実施を想定している。

 海自と米海軍による南シナ海での共同訓練が明らかになるのは、米海軍が10月末に実施した「航行の自由作戦」後、2回目。豪海軍を含む3カ国の訓練は初めてとなる。

 こうしたなか、中国海軍のドンディアオ級情報収集艦が23日から26日にかけて、房総沖で示威行動を行った。領海侵入はなかったが、中国艦が同海域で反復航行するのは異例だ。

 日本側は外交ルートで「今回の航行に関心を持っている」と、中国側に伝達した。

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