「慰安婦20万人が台湾出身」ホンダ米下院議員が声明 ずさん検証浮き彫り (産経新聞) – Yahoo!ニュース
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【ワシントン=加納宏幸】慰安婦問題で日本の責任を追及している米国のマイク・ホンダ下院議員が「いわゆる慰安婦のうち20万人が台湾出身」とする声明を出していたことが25日明らかになった。ホンダ氏はこれまで、アジア太平洋で「20万人」が慰安婦になったと主張してきた。同氏の事務所は事務的なミスとしているが、同氏が慰安婦問題を語る際、事実関係の検証を厳密に行っていないことが浮き彫りになった。
ホンダ氏は17日、米カリフォルニア州ロサンゼルスに立ち寄った台湾の馬英九総統と面会。メディアや支持者に内容を伝える声明で「私は長らく安倍晋三首相に慰安婦に対する公式な謝罪を求める声を代弁してきた。そのうち20万人が台湾出身だ」と言及。また、慰安婦が「家族から引き離され、性的奴隷としての暮らしを強いられた」とした。
しかし、ホンダ氏は今年4月の米上下両院合同会議での安倍首相の演説を受けて出した声明では、首相が慰安婦に対して公式に謝罪しなかったとし、「アジア太平洋からの20万人の少女や女性」への侮辱であると強調していた。
今回のホンダ氏による声明の通り「台湾だけで20万人」となると、朝鮮半島出身の慰安婦は存在しなかったことになる。
ホンダ氏の事務所にこれらの点を指摘し、「20万人」の根拠を明確にするよう求めたところ、「スタッフ側の誤り」と回答。数字の根拠は示さなかった。
(一定期間経過後に消えてしまうようなニュース記事を掲載しています。)