(ニュース記事)日本語よりも中国語!? ソウルの繁華街から姿を消した日本人観光客

 韓国メディアの亜洲経済の中国語版は21日、ソウルの繁華街である明洞(ミョンドン)はかつて「日本人観光客の天下」だったとし、至る所で日本語の看板や広告を見かけたとする一方、ここ2-3年は「中国人観光客に占領されたかのように中国語があふれている」と伝えた。

 記事は、明洞のアパレルショップや化粧品店では中国語の話せるスタッフが配置され、レストランではメニューが中国語と韓国語で表記されていると紹介。かつて見られた日本語の看板は、まるで一夜にして消えてしまったかのように見かけなくなったとし、「まるで中国に来たのかと錯覚するほど」と紹介した。

 続けて、明洞で化粧品店を経営する韓国人経営者が「明洞で十数年、化粧品店を経営しているが、日本人観光客がこれほど減少したことはかつてなかった」と語ったことを伝え、日本語の話せるスタッフを解雇し、中国語の分かるスタッフを雇い入れたことを紹介した。

 さらに、明洞で両替店を経営する関係者の話として「2010年までは両替のために訪れる外国人観光客の8割から9割が日本人だったが、日本人は12年頃から減少し始め、いまでは1日に1組の日本人が両替に来るかどうか」と伝えた。

 記事は、明洞を訪れる日本人観光客が減少している背景として、「円安の加速」を挙げ、わずか2年間で日本円が30%も下落したためと主張。さらに、2012年に訪韓した日本人観光客は352万人に達したものの、今年は230万人ほどにとどまる見通しだと論じた。

 また、韓国を訪れる日本人観光客が急激に減少したことで、韓国のホテル業や小売業の売り上げが減少したとし、特に明洞のアパレルショップ、化粧品店の売り上げは1年で20%から30%も減少したと紹介。一方、ロッテ百貨店やロッテ免税店では売上高に占める日本人観光客の割合は減少しつつも、中国人観光客の割合が急上昇していることを紹介した。

日本語よりも中国語!? ソウルの繁華街から姿を消した日本人観光客=韓国華字メディア – Infoseek ニュース
http://news.infoseek.co.jp/article/searchina_1551055

同じカテゴリーにこんな記事もあります。