(ニュース記事)韓国兵士による銃乱射で13人死傷 軍の伝統的ないじめ体質に問題か

 旅客船「セウォル号」沈没事故で揺れる韓国で再び衝撃事件が起きた。北東部の江原道高城(コソン)郡で21日に発生した軍部隊での銃乱射事件で、これまでに13人が死傷。軍は乱射して逃走した兵長(22)に投降を呼びかけている。多数の死傷者を出したセウォル号事故後、対応の不手際から支持率が急落した朴槿恵(パク・クネ)大統領にまたしても試練が襲いかかった。

 韓国国防省などによると、軍や警察による徹夜での捜索の末、22日午後2時20分ごろ、現場から北東に約10キロ離れた場所で、乱射後に逃走した兵長を発見。銃撃戦となり、兵士1人が負傷した。事件での死者は5人、負傷者は8人となった。

 事件は南北軍事境界線近くの最前線で起きた。兵長が先に発砲したため、軍が応戦したという。軍は森に潜伏した兵長を二重三重に包囲し、兵長の両親とともに投降を呼びかけている。

 兵長は21日、夜間勤務の兵士と交代直後に手榴弾を投げたり、銃を乱射したりした。昨年1月に別の部隊から移ってきた兵長は、同年4月の検査で自殺や事故を起こす可能性がある「特別管理対象」に、11月には援助次第で軍務が可能な「重点管理対象」と判定された。部隊になじめず、いじめを受けていたとの情報もある。

 著書『呆韓論』(産経新聞出版)がベストセラーになっているジャーナリストの室谷克実氏は、「韓国では2011年や05年にも兵士の銃乱射で犠牲者が出ており、どちらも、いじめが原因といわれている。軍には伝統的にいじめ体質が残っており、改善されていない。韓国陸軍の調査では、精神的な問題を持つ兵士が全体の1割に達するといわれる。今回、銃を乱射した兵長も心に問題があったようだ。しかし、やや改善されたということで前線に送られ、このような事件を起こしてしまった」と指摘。

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