(ニュース記事)中国受注のジャワ高速鉄道が着工 2019年開業目指し“見切り発車” 用地確保も難航

中国受注のジャワ高速鉄道が着工 2019年開業目指し“見切り発車” 用地確保も難航(1/2ページ) – 産経ニュース
http://www.sankei.com/world/news/160121/wor1601210053-n1.html

 【シンガポール=吉村英輝】インドネシアの首都ジャカルタと西ジャワ州バンドンの約140キロを結ぶジャワ島高速鉄道の着工式典が21日、ジョコ大統領も出席し、バンドン郊外で開かれた。AP通信などが伝えた。日本は新幹線方式を売り込んできたが、昨年9月、インドネシア政府の財政負担をなくした中国案に競り負けていた。

 2019年前半の開業を目指しているが、インドネシア運輸省からの建設許可取得などが完了しておらず、「見切り発車」の形となる。用地確保の難航も予想され、予定通り開業できるかは不透明だ。

 ジョコ氏は式典で、「高速鉄道は地域間の連結を強化する」と期待を込めたうえで、インドネシアの政府支出を伴わないことも評価。国家予算はジャワ島以外の開発が遅れた離島地域などの開発に集中させると、政権の基本方針を繰り返した。事業費は約55億ドル(約6420億円)。駅建設予定地周辺の値上がりを当て込んだ土地の売却益などを返済に充てる計画をたてている。

 中国による高速鉄道は、在来線で約3時間かかるジャカルタとバンドンを約40分で結ぶ計画。将来的には、ジャカルタから東に約750キロ離れたインドネシア第2の都市、スラバヤまで延伸させることも視野に入れている。

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