世界の問題を解決しようとすれば、
まず日本の問題を解決して見せなければなりません。
自国の問題を解決する力も持たずに
世界の問題を解決することはできません。
特に最近の日本が直面する課題のひとつに領土問題があります。
中国は尖閣諸島のみならず、沖縄までも中国の領土であると主張しています。
韓国は竹島、ロシアは北方領土、北朝鮮は日本国民拉致問題が
厳然として存在しています。
ロシア大統領は北方領土を訪問して、
「日本人は酒が喉を通らないほど悔しがっているだろう」と述べ、
韓国大統領は竹島を訪問して、
「日本は昔の日本と違うから恐れるに足りない」という趣旨の発言をしました。
堂々たる論拠に基づく発言というより、
「日本の悔しがる姿こそが痛快だ」といささか大人げない動機が見えます。
「日本が元気な間は適当に付き合い、力を失ったら強く出よう」では
あまりにも品格がないと言わざるを得ません。
世界で日本ほどお人好しな国家は存在しないのではと思われます。
韓国の教科書には、
「竹島は韓国領土である」と
明記し啓蒙教育を行なっています。
国家としてどう考えるかを間違っているとしても明示しています。
国民はその尺度を中心に物事を考えるようになります。